雷鳥に出会えた 初冠雪の北アルプス唐松岳

平成25年10月12日(土)12日(日)

唐松岳<北アルプス>(長野県北安曇郡白馬村)


1日目
ゴンドラ「アダムス」八方駅駅(10:40)-八方池山荘(11:05/11:16)-八方池(12:21/12:27)-扇雪渓(13:14)-
丸山ケルン(13:44)-唐松岳頂上山荘(14:30)

2日目
唐松岳頂上山荘(07:25)-唐松岳頂上(07:45/07:50)-唐松岳頂上山荘(08:05/08:21)-
丸山ケルン(08:54)-扇雪渓(09:10/09:15)-八方池(09:55/10:06)-八方池山荘(10:43)-
ゴンドラ「アダムス」八方駅駅(11:10)

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唐松岳(10月13日撮影)

山の師匠Sさんが、「2600mの生ビールは最高だぞ」と会社の後輩達に話していたら
「是非山小屋で飲んでみたい」と言うことになり
当初尾瀬1泊で計画を始めた
しかし計画を練るのが遅く、尾瀬の山小屋はすでに満室
かと言って県内に山小屋は少ない
そこで北アルプスでも入門者向けの唐松岳に白羽の矢が立った

6月に初めて尾瀬ヶ原を体験した「くりりん」と「サトケン」
まともな山は初めて
途中でバテて泣きべそかくか心配

職場に朝6:30集合
着いてみると誰もいない
「サトケン」から「ガソリン入れていくので少し遅れます」との連絡
師匠のSさんが来ないので電話したら
「昨日飲み過ぎて二日酔い あと20分かかる」との返事
しかし到着したのは7時
「くりりん」が新幹線で高崎駅に到着する時間だ
それでも何とか7時10分には「くりりん」を拾って出発

途中二日酔いのSさんの水補給等で
白馬八方の第3駐車場に到着したのは10時

装備を整え10分程歩いて
ゴンドラ「アダムス」八方駅駅へ

往復2600円のチケットを購入
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まずはゴンドラに乗車
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小雨が降っている

ゴンドラを降り
アルペンクワッドに乗り換え

更にグラートクワッドに乗り換え
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八方池山荘に到着

11:16
登山開始
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雲間から陽の差す気持ちいい山行だが
頂上方面は黒い雲が・・・

1時間ほど歩くと雨脚が強くなってきた
止む無くレインウェアで装備

間もなく八方池
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当初ここで昼食にし
山でコーヒーを2人に飲ませてあげたかったが
雨でガスバーナ使えず断念
立ったままコンビニで買ったおむすびやパンで昼食完了

山頂を目指し山行再開
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八方池を過ぎると人影もマバラとなる
ハイキング客は八方池までのようである

勾配がきつくなると
雨も激しくなってきた
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下界は晴れているというのに
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ガレ場の登りが始まり
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徐々に呼吸も荒くなる
既に2000mを超えている
空気も薄くなってきている

八方池から45分程で
扇雪渓到着
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道標には「唐松山荘 1.4Km」とある
すでに3分の2登ってきた
あと3分の1だと心を切磋する

扇雪渓からのつづら折りの急勾配を登り切ると
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丸山の姿が
Sさんはこの辺から二日酔いのため
「心臓バクバクだよ」って

この辺から、雨が雹(ひょう)に変わる
風も強くなり、顔に雹が当たって痛い!!

初登山の二人に、いきなり凄い試練だ
でも二人は泣き事も言わず頑張ってる
根性あるなと見なおした

当方はトレッキングシューズがゴアテックスなのに
靴の中は雨でグショグショ


どんどん濃くなるガスの中を進み
細い木橋
ここを踏み外したら滑落だ
20131012_karamatudake-013
慎重に慎重に渡る

ここまで来ると
皆疲労と寒さでヘトヘトになっている

すると
ガズの向こうに
明らかに岩ではないシルエットが浮かび上がる
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「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉお着いたぁぁぁぁぁぁ」
それも全員の口から一斉に

今まで小屋泊登山をやっていて
ヘトヘトになって山小屋の姿を目にして
ホットしたものだが
今回は少し違う

雨の中ヘトヘトになって
寒くて凍えながら登ってきて
山小屋を見た時
「助かったぁ」と思った

八方池山荘を出発して3時間15分
「山と高原地図」に記載されているコースタイムは
休憩抜きで3時間半
初登山の2人も頑張ったなぁ


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唐松岳頂上山荘

本館に入り早速受付
小屋番さんが「ザック降ろしてからでいいですよ」というが
とにかく早くこの凍えた体を温めたかった
手がかじかんで
字もまともに書けない

部屋割りされたのは
北館の3D
20131012_heya
振り向くと皆靴脱いでる
「北館ここじゃないよ・・この先だよ」
「えぇぇぇ靴脱いじゃった」

雨から霙(みぞれ)に変わった外を歩く
わずか数十mなのに北館が遠く感じられた

部屋は
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6人用スキーヤーズベット
掛け布団が6枚あるから6人用と思うが
何故か枕は10個ある・・・

事前に予約の電話を入れたら
「この時期予約は不要だよ」と言われた
「混み具合判らないですね」と聞くと
「結構問い合わせ来てるから、賑やかになると思いますよ」と
返事が帰ってきたのを思い出した

時計は3時
まだまだ新しい登山者が入ってくる

濡れた物を乾燥室に吊るし
着替えを終えて・・・

さぁどうする・・?

「飲むっきゃ無いでしょ」

霙の中を本館食堂へ

「生ビール・・・」
「あれ?無いみたい」
「小屋の人に聞いてみて」

「生ビールの時期は終わったので・・・」

残念・・生ビール飲むのが目的だったのに
落胆する2人に
「缶ビールでもいいか?」
「ビールなら何でも」

ということで缶ビールで乾杯
二日酔いのSさんも酒が抜けたようで
ビールの後は日本酒(地酒の真澄)
日本酒で体が温まってきた頃
夕食の準備するからと追いだされた

部屋に戻り
6人用のスペースに他の登山客が居ないことにホッとした
「この時間だからもう来ないだろう・・
それにまだ空きスペースいっぱいあるし」
「ここに4人ならユックリ眠れる」
さぁ酒宴の再開

下界から「くりりん」に担ぎ上げてもらった5合は
あっという間に無くなり

Sさんは「会費で取ってある、日帰り温泉入浴料は
各自自腹にして、ワインにしよう」
「風呂より酒かい?」

霙の中を「サトケン」がダッシュでワインを買いに
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食堂で缶ビール飲んで、真澄1合飲んで
5合を4人で飲んで
更にワイン
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酒は進む進む

宴たけなわなところ5:20になった
「おい夕飯の時間だ中断」

またも霙の中本館食堂へ
夕食は
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鳥のつくね、焼き魚、何かの湯葉包み(?)、オレンジ

更に周りのひんしゅくを買いながらも
真澄を1合づつ

あぁぁ呑兵衛はいやだねぇ・・・(自分もか・・?)

食後、真澄を追加購入して部屋へ持ち帰り
宴会再開

ワイワイやっていたが
19時半には
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静かにご就寝
Sさんに「寝るときメガネ外したほうがいいんじゃないの?」
「俺はメガネをかけたまま寝るんだ」と
そのまま寝た
しかし・・朝にはちゃんと枕元置いてあった

4:30
早出する登山客が準備する音で目覚めた
外へ出ると雨は止んでいた
見上げると満天の星空
20131012_karamatudake-021
カメラで撮しきれなかったが
オリオン座の周りに無数の星がまたたいている
下界では見られない星空だ

5:30
空が明るくなってきた
そろそろご来光の時間だろうと
外に出ると
剱岳、立山が雪を冠り、一層存在感を増して
ドーンと迫ってくる
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日の出前の東の空
八ヶ岳と南アルプスの間に富士山も見える
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5:49
お待ちかねのご来光
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「今回も無事に山へ登れた事に感謝」
しかし・・氷点下7℃
カメラ持つ手が感覚が無くなってくる
数枚シャッターを押して
そそくさと部屋に戻り

Sさんに預かったカメラを返す
「こりゃあ、さも自分であの寒い中ご来光を撮したと思われるよね」

7時
朝食
三日酔いのSさんを連れ食堂へ
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塩鮭、卵焼き、筍の煮物、煮豆、焼き海苔

3杯飯食らってパワー全開

朝食後唐松岳登頂をどうするか考えたが
「山来たんだから当然登頂」とSさん
朝食前と発言が違う

Sさんの一声で
ザックを小屋に置いて登頂開始

しかし
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ハイマツに着いた雪の状況で
より寒さが伝わってくる

中腹まで来ると
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不帰キレットだ
すごく切れ込んでいる

来年は白馬三山からこのキレットを通り、ここ唐松岳に来て
更に五竜岳への縦走を計画している

こんな凄いとこ通れるのだろうか・・・・

20分程で山頂
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しかしガスが巻いて周りは何も見えないし
何しろ寒いので
登頂の記念写真撮したら
そそくさと下山

山小屋手前で人だかり
よく見ると何かいる

「あぁぁぁぁ雷鳥だぁぁ」
今まで何度か北アルプス登ったが
雷鳥様にお会いできなかった
こりゃぁラッキー
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それも2羽の雷鳥だ
感激だなぁ・・・
雷鳥は天気の悪い時しか姿を見せないという
今まで北アルプス山頂は晴天ばかりだったからなぁ


8:21
小屋に戻りザックを背負い
お世話になった山小屋に感謝しながら
山小屋を後に
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下山も雪があって滑りやすい
転んだら滑落だ
慎重に慎重に
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10分程でガスが切れてきた
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気持ち良い山行になるな
と思っていたら
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またガスが巻いてきた
見上げると雲が迫ってきている

落石の危険箇所を過ぎて
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Sさんが立ち止まっている
登ってくる登山者も立ち止まっている
お互い譲り合っているのかと思いきや

あら・・
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またも「雷鳥」
今日2回目
それもこんな至近距離
こっちを気にせず
草を啄んでいる

さっきはガスでハッキリしなかったが
今回はクッキリ
目の上に赤のマーク・・雄だ
周りを見たが他には居ない
単独で行動しているみたいだ

今回こんなラッキーな事は
初登山の「くりりん」「サトケン」が
雨の中ビショビショになり
氷点下の凍える道も泣き事を言わず歩いた
ご褒美なんだろう
感謝感謝

ガスも切れ
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快調に歩くと
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丸山が視界に入ってきた

しかしケルンまで行くと
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強風で体重の軽い「サトケン」は飛ばされそうになり動けない
(事実横に飛ばされながら歩いていた)
方やウェイトのある「くりりん」は悠々と歩いてる

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紅葉のナナカマドの赤、ハイマツの緑、そして思いもよらぬ雪の白
こんな凄い色の競演
なかなか見られない

尾根から扇雪渓が見える
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振り返ると
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丸山

この辺からすれ違う登山客が激増

尾根を降りたら風も弱まり
扇雪渓で小休止しながらレインウェアを脱いだ

雪渓の周りは綺麗な紅葉
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しばらくすると
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八方池が見えてきた

横に白馬三山
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しかし頂上に雲がかかっている
・・・残念・・・・

八方池まで降りてきた
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ここでコーヒータイムと思ったが
尾根程ではないが
風が強い
残念ながら下山時もコーヒータイムを断念

沼の畔の
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飯盛神社奥社に参拝

八方池の紅葉と白馬三山
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八方池の周辺はハイキング客で人混み
ここでのんびりするのは無理そう

八方池山荘へ下山途中
20131012_karamatudake-048
タカネマツムシソウが咲いていた
他の花は全て終わり
もうこの花も最後という感じ

第3ケルンから第2ケルンに向かう
朝では考えられないほど
気持ちのいい天気だ
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ようやく八方池山荘が見えてきた
20131012_karamatudake-049


白馬三山は
20131012_p2
おぉ雲も切れ美しい姿を見せているではないか
先月あの白馬岳登ったんだよなぁ・・・

名残惜しいが今回の山行の終わりが近づいている
二人に聞くと
「楽しかった」と帰ってきた
「雨と寒さでもうコリゴリ」と言われるかと思ったが
二人も山にハマったようだ^_^;

八方池山荘からリフトを乗り継ぎ
アルペンクワッドの兎平駅には
長蛇の列
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兎平駅から再度紅葉と白馬三山
20131012_karamatudake-051

ゴンドラ「アダムス」八方駅に着くと
こちらも長蛇の列
当方たちは簡単に八方池山荘まで25分で登ったが
これからの人達
1時間ではきついだろうな・・・

駐車場に着き
ザックを車にしまい
まずは風呂
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第3駐車場脇にある
第二八方湯

汗を流した後は昼食
「サトケン」がカツカレー食べたいと言い出した
運転手のわがまま聞いて
カツカレー食べることになったのだが
店探すのも大変
するとSさん
「途中の道の駅で食べられる」と言ったので
移動開始

車窓から振り返ると
白馬三山が見事な姿
全員で車を降り
やっぱり撮影

すすきと白馬三山
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アップで
20131012_karamatudake-054

途中の道の駅に飛び込みやっと昼食
「サトケン」は念願のカツカレー
他の三人は
「名物 黒部ダムカレー」
20131012_karamatudake-055
オムライスとカレーのコラボだ

しかし量が多い

満腹になった腹を抱えて
いざ帰路へ・・・・

長距離運転してくれた「サトケン」ご苦労様でした
酒担ぎあげた「くりりん」ご苦労様でした
二日酔いが三日酔いになったSさん、お疲れさんでした

また皆で登ろうねぇ!!!!


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Author:影丸
中年オヤジがTrekkingとFlyFishingに没頭し
たまに水彩画を描いてます

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