ついに白馬大雪渓(猿倉~白馬岳~栂池ルート)

平成25年9月19日(木)~20日(金)

白馬岳・小蓮華山・白馬乗鞍岳(長野県北安曇郡白馬村・小谷村)

1日目
猿倉(07:55)-白馬尻小屋(09:01/09:24)-大雪渓ケルン(09:40)-三号雪渓出合(10:33/10:43)-
岩室跡(12:13-12:57)-避難小屋(13:39)-お花畑(13:54)-白馬頂上宿舎(14:45/14:50)-白馬山荘(15:13)

2日目
白馬山荘(06:40)-白馬岳山頂(06:56/07:06)-三国境(07:43)-小蓮華山(08:23/08:35)-
船越の頭(9:18/9:27)-白馬大池山荘(10:05/10:30)-白馬乗鞍岳(10:55)-天狗原(11:48)-
栂池ロープウェイ山頂駅(12:52)

燕岳に一緒に登った会社の先輩Kさんと
次はどこに登るか考えていた
当初扇沢から鹿島槍ヶ岳を1泊2日で考えたが
ちょっと時間的に厳しそう

そこで猿倉~白馬岳~栂池ルートなら
時間的にも可能だろうという事になった
しかし白馬大雪渓・・登れるんだろうか・・

前橋を4時半に出発し
八方の第2駐車場に7時15分に到着
第2駐車場の目の前が八方バスターミナル
しかしこの時期は土日しか猿倉へのバスは運行していない
電話でタクシーを頼むと
10分程お待ちくださいとオペレータさん
バスターミナルでタクシーを待つ時間
山を見上げてみると
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大雪渓が見えている

タクシーに乗ると運転手さんが
「7月からずっとスッキリしない天気で
台風のお陰でこんなにスッキリしてる
今日は最高の天気ですよ・・こんな天気
なかなか無いから」と言われた
約15分で猿倉に到着
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朝もやも取れ青空だ

猿倉から白馬尻までは
しばらく林道を歩く
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登山道に変わり
木橋を渡る
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道は木道階段になり
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木道階段を登り終えると
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「おっかれさん ようこそ大雪渓へ」と迎えてくれる
白馬尻山荘へ到着だ

山荘から見る限り
雪渓は大分後退している
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白馬尻小屋で小休止しているとき
事件は起こった
ザックを下ろすとき愛用のデジカメを落としてしまった
それも運悪く石の上に落ちてしまった
すぐさま電源を入れる
電源は入った
半押ししてピントを合わせる
ピントは合った
全押ししてシャッターを切ろうとするが
切れない
「あぁぁぁやっちまったぁ」

この後はやむを得ずスマホでの撮影となってしまった

白馬尻小屋から歩くこと15分
雪渓のケルンに到着
20130919_siroumadake_008
しかし雪渓はここからかなり上に後退している

ケルンから杓子岳側の秋道を進む
雪渓は巨大クレバスが大きな口を開けている
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ケルンから50分ほど秋道を歩いて
やっと三号雪渓出合
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しかし・・・
雪渓を歩くルートが無い
中央の土石部分へほんの数10mトラバースするだけ

先月の大雨で一気に土石が流入したらしい

山行前日アイゼンを持っていないKさんは
会社帰りにショップで購入してきたばかり
(6本軽アイゼン・5000円ほど)
しかしこの状況ではアイゼンを使用することができない

ショップのスタッフは「白馬尻小屋に確認すれば
アイゼン必要か確認できますが、明日登るのでは
確認できないですね」と言われたそうだ

確認していれば「アイゼン不要」となって
Kさんは不要な出費を抑えられたし
当方もKさんも重いアイゼンを運ばなくて済んだ・・^_^;

結局延々と続くザレ場歩きとなった
20130919_siroumadake_011
雪渓の上は気温10℃と聞いていたので
防寒対策してきたが
ザレ場の上だから
暑い!!

やっと雪渓(ザレ場)が終わり秋道に取り付くと
20130919_siroumadake_012
最大斜度45度はあろうかという急斜面のガレ場だ

ガレ場を登り始めると
Kさんが時々止まる
後で聞いたら足がつりそうになるのだという
多分このガレ場を登るほどの
大腿骨の筋肉を使用したことが無かったからだろう
当方も八ヶ岳登山時
小屋に着いたら太ももがつった経験がある
あの時も今まで使ったこと無いくらい
筋肉を酷使したからなぁ

途中岩室跡で昼食を済ませ
休み休みなんとか
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葱平を経て避難小屋へ到着

見上げると
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白馬頂上宿舎が見えてきた
「あそこまで登れば・・」
しかし見えているのになかなか進まない

そんな時目の前に
「頑張れこっちだ」と言わんばかりに
イワヒバリが道案内
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ようやく
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お花畑に到着
しかし殆ど花は終わっていたが

道の隅に本来7月に咲く
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ウルップソウが咲いていた
八ヶ岳ではやや時期早く見られず
次回ウルップソウの時期に登ろうと考えていたが
思いもよらず出会えた
嬉しい(^^)


ガレ場は果てしなく続く感じで
もう二人共パワーが出ない
しかし一歩一歩足を出せば
いづれ頂上に着く

雪渓を歩くからサホド喉は乾かないだろうと
白馬尻小屋での水補給を控えめにしてしまった
そのためこの時点で水はペットボトル5分の1以下になってしまった

少ない水で口を潤す程度で我慢し
重くなった足で
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最後の踏ん張り

ようやく白馬頂上宿舎に到着
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ここで水場を探したが見当たらない

見上げると・・・
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オォォーーー「雲上の御殿」が見えてきた

しかし最後の登りが辛い
見えているのになかなか着かない
20分ほどかかって
ようやく
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白馬山荘到着

受付を済ませると
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2号館2階の杓子の間が部屋割りされた

行ってみると
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オォォーーーなんと
6畳間ではないか
この6畳間に2人だけだ
しかし・・個室の予約なんかしてなかったし・・
ラッキー・・
燕山荘では3畳に4人寝かされた経験があるので
天国のようだ

ザックを置いて
まずは炊事場室の水道に直行
ペットボトルに水を汲み
ゴクゴク・・温いけど
生き返った

Kさんに「まだ時間早いから白馬岳山頂行ってくる?
15分位で行けるらしいよ」
Kさん「明日山頂通って行くなら・・今日はよそう」
確かにヘトヘトだった

そうなれば
レストラン「スカイプラザ」へ直行
20130919_siroumadake_021
生ビール(850円)で乾杯!!
喉の渇きもあって
標高2800mの生ビールは旨い!!!!!

その後ワインデキャンタ(1500円)を飲み干し

夕食までには時間もあるので
山荘からの景色を堪能
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雲ひとつ無い空で
目の前に剱岳・立山そして左端には槍ヶ岳・穂高岳も見える
周りで写真を撮っていた人たちに聞くと
「今まで山に登っていて、こんな良い天気は初めて」
「遠方の山々まで見えるんだから」と口々に言う
やはり今回は最高の天気だ

パノラマで
20130919_siroumadake_p1


17時になったので食堂で夕食
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ハンバーグ、キンメの煮付け、筍の煮物、サラダ

食事を済ませると
空が紅色に染まり始めた
外に出てみと
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きれいな夕焼けだ
いつの間にか雲海も湧き
剱岳・立山が雲に浮かぶ

パノラマで
20130919_siroumadake_p2


紅色が空にほんのり残る頃
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松本方面の夜景が浮かび上がる

綺麗な星空を臨んだが
真ん丸の月が輝きすぎて
星空は堪能できなかった

部屋に戻ると
Kさんが苦しんでいる
太ももがつったみたいだ
さっそく両足をストレッチしてあげたら
ようやく治った
当方も八ヶ岳で洗礼を受けたやつだ

6畳間に2人だからゆっくり寝られた
しかし夜中眩しさに目が覚めた
カーテンのない窓辺から
あの真ん丸の月が当方の顔を照らしていたのだ
布団を移動し再度睡眠

5時に目覚め
ご来光を見に外に出る
外は異常に寒い
フリースを着て更にソフトシェルを着た
多分氷点下近い気温だったろう
5時半にお待ちかねの
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ご来光
手を合わせ「この白馬岳に来られた事に感謝」
真ん丸の太陽が雲海に浮かぶ墨絵の山々の間から出る

近くの山々も紅色に染まり始める
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パノラマで
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ご来光を拝んだ後は朝食
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サワラの焼き魚、ハム、卵焼き、がんもどきの煮付け、焼き海苔、梅干し

朝食を済ませ朝の恒例行事・・・トイレへ
トイレはボットン便所・・それも和式が多い
(写真を載せられようなものではないので、今回割愛)

準備を整え6時40分白馬山荘を後に
山頂を目指す
15分で白馬岳登頂
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山頂からは360度の展望

八ヶ岳、富士山、南アルプスが雲海に浮かぶ
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白馬岳を後に小蓮華山を目指す
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名残惜しく白馬岳を振り返る
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Kさんも足取りは快調だ

40分程で
三国境
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ここから雪倉岳、朝日岳への分岐となる

再び白馬岳を振り返る
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白砂の海辺のような登山道を行く

パノラマで
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目の前には小蓮華山が見えてきた
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白馬岳山頂から1時間20分程で
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小蓮華山登頂
しかし道標が無い?
あるのは大きな鉄の剣

山並みの後ろの薄茶色は糸魚川付近の海岸線
その向こうは海
何と日本海まで見渡せるではないか

小蓮華山の次は
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白馬大池を目指す

白馬岳方向を振り返ると
前日登って来た大雪渓上部が見える
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斜度45度はあるよな
よくあんな急斜面を登ってきたものだ
自分の足に感激した
それと大きな自信となってきた

白馬大池方面はなだらかな稜線
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歩いていて気持ちいい
遠方には戸隠山、雨飾山も見える

小蓮華山から45分で
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船越の頭

歩いてきた尾根を振り返ると
もう紅葉が始まっている
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そして眼下に白馬大池が迫る
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池周辺から船越の頭を見上げる
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斜面が赤く彩られている

小蓮華山から1時間半で
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白馬大池山荘到着

白馬山荘でお弁当を注文しなかった
栂池には1時頃下山できるので
下界で昼食にするつもりだった
しかし少し腹が減ってきた
前日の残りのパンや非常食、などを頬張り
エネルギー充填

白馬岳山頂で一緒だった
埼玉からの単独の女性と単独の青年は蓮華温泉へ下山だという
ここで互いの山行の無事を伝え合って別れた
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湖畔を巡り白馬乗鞍岳を目指す
湖畔には可愛くハート型の雪渓が残っている
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大きな岩の頭に足を乗せながら歩く
非常に歩きづらい
尾根が快適だったため余計に辛い
白馬大池から25分で白馬乗鞍岳登頂
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白馬乗鞍岳から天狗原までは
大きな岩の急斜面を下る
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先月蓼科山の同じような岩の下りで
右膝外側を痛めた
「小股で静かに降りれば膝を傷めない」という本の記載を信じて
小股で静かに降りる
確かに膝への衝撃が少ない

50分程下ると
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木道になった
やっとあのゴロゴロした大岩の頭を歩くことから開放された

数分で
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分岐についた

白馬乗鞍岳を振り返る
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あの雪渓は通らなかったよなぁ・・

天狗原も紅葉に染まる
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天狗原を過ぎると樹林帯の下り
ここも結構急斜面
途中右膝に不穏な感覚
痛み出しては大変と
先日購入したサポータを装着

時計は13時に近づいている

ロープウェイは20分間隔
13時発に乗れば
栂池高原13:35発のバスにギリギリ間に合う

なんとか栂池ロープウェイ山頂駅に10分前に到着
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栂の森でゴンドラリフトに乗り換え
ゴンドラリフトは次々とやってくるので待ち時間は無い
しかし時計はどんどん進み
栂池高原駅に到着したのは13:32
「あと3分・・・!!」
小走りにバスターミナルヘ向かい
2人がバスに乗った瞬間出発!!

何とか間に合った・・・^_^;

八方のバスターミナルは車を停めた第2駐車場の真ん前

車に荷物を置き、靴を履き替え、駐車場の端にある
ラーメン屋(温泉ラーメン八方美人)で昼食
温泉タマゴをトッピングした、魚介系の出汁の効いたラーメン
旨かった!!

腹ごしらえが済んだらラーメン屋の横にある
20130919_siroumadake_057
第1郷の湯

ラーメン屋に割引券が置いてあったので
500円のところ400円で入浴
2日間の汗を流し
疲れも取れる


駐車場から白馬岳を見上げながら
よくあの大雪渓を登ったものだ
標高差1700m
今までで最高の標高差
これ登れたんならどこの山も登れるだろう
燕岳合戦尾根の急登など目じゃない(ジグザクで結構楽だった)

これなら谷川岳西黒尾根(標高差1300m)もトライできそうだ

この2日間の好天に感謝し(本当に良い天気で最高!!)
家路へと・・・

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今回見つけた花

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ウルップソウ:

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イワギキョウ:

20130919_iwaougi
イワオウギ:

20130919_kurotouhiren
クロトウヒレン:

20130919_misokawasou
ミソカワソウ:

20130919_miyamaakinokirinsou
ミヤマアキノキリンソウ:

20130919_miyamaodamaki
ミヤマオダマキ:

20130919_miyamatorikabuto
ミヤマトリカブト:

20130919_ontade
オンタデ:

20130919_otogirisou
オトギリソウ:

20130919_oyamarindou
オヤマリンドウ:

20130919_sarasinasyouma
サラシナショウマ:

20130919_siroumaasatuki
シロウマアサツキ:

20130919_siroumatanpopo
シロウマタンポポ:

20130919_takanenadesiko
タカネナデシコ:

20130919_touyakurindou
トウヤクリンドウ:

20130919_yamahahako
ヤマハハコ:

20130919_yotubasiogama
ヨツバシオガマ:

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中年オヤジがTrekkingとFlyFishingに没頭し
たまに水彩画を描いてます

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